海外在住の方、これから海外へ渡航される方の多くは、海外送金にかかるコストを安く抑えたいとお考えではないでしょうか。この記事では私が愛用しているWiseについてご紹介します。
Wise(旧Transferwise)について
Wise(旧Transferwise)は、2010年にイギリスで設立された、インターネット上で送金サービスを提供する会社です。日本では、2015年8月に関東財務局から資金移動業者としての免許を取得しています。
2021年には、Transfer(送金)以上のサービスを提供するようなったとのことで、名称がTransferwiseからWiseへ変更されています。
Wiseの魅力は、とにかく送金手数料の安さです。
手数料を比較
主な国内サービスを利用した場合の海外送金手数料をまとめてみます。
銀行名 | 手数料 |
ゆうちょ銀行 | 3,000円 |
楽天銀行 | 1,750円 |
SBIレミット | <タイSCB銀行へ送金の場合> 送金額が1 円 〜 50,000 円: 880 円 送金額が 50,001 円 〜 250,000 円:1,480 円 送金額が 250,001 円 〜 1,000,000 円:1,980 円 |
SBIレミットは国別、また送金額によって手数料が異なりますが、ゆうちょ、楽天は一律の手数料がかかります。
一方、Wiseの手数料を見てみましょう。

ここでは、10万円をタイバーツとして送金しています。赤枠の部分が、Wiseの手数料です。
10万円送金して手数料は822円だけ。国内のサービスよりも安いですね。
Wiseは為替レートも安い
手数料の安さもさることながら、Wiseは為替レートも非常に安いです。
先ほどの画像をもう一度見てみましょう。


赤枠の部分が為替レートです。Wiseの場合、1バーツ=3.5753円。
同じタイミングでGoogle検索でバーツの値段を見ると、3.58円。
つまりWiseの為替レートは、為替相場で取引されているレートとほぼ変わらないことになります。
一方の楽天銀行の場合は、1バーツ=3.66698円。Wiseよりも約2.6%も高いレートです。
数万円から数十万円を海外送金する場合、2.6%の差は大きいですよね。
為替レートから見てもやはりWise一択でしょう。
Wiseの登録・送金方法
ではWIseの利用方法について紹介していきます。
事前に準備するもの
・マイナンバーカード(日本在住の方)
・パスポート
・居住地の現住所を証明する書類(海外在住の方)
・受取人(送金先)の銀行口座情報(口座名義、銀行名、口座番号)
- Wiseサイトで会員登録(無料)
ご自身のメールアドレス、電話番号を登録します - 送金額と通貨を指定し、送金手続きへ進みます
- 送金人の情報を入力します
- 受取人のメールアドレス、口座情報を入力します
- 本人確認書類をアップロードします
- 送金の目的を選択します
- Wise Japanの口座(三菱東京UFJ銀行)に送金額を振込みます
※振込時の振込人名義は手順3で登録した送金人と同じ名前にしてください - Wiseの画面を開き、振込完了ボタンを押します
- Wise側で入金確認・送金手続きが行われます
※平日の場合、数分から数十分待ちます。土日祝の場合は翌営業日に手続きが行われます。 - 送金完了
最後に
Wiseが登場したことで、海外送金のコストを大きく下げることができるようになりました。
冒頭で「WiseはTransfer以上のサービスを提供している」と説明した通り、送金だけではなく、Wise独自のデビットカードやマルチカレンシー口座といった機能もあります。これらについては、また別の記事で詳しく紹介します。
Wiseの登録がまだの方は、こちらから登録していただくと、75,000円分の送金手数料が無料になります。Wiseの安さと便利さを一度体感してみてはいかがでしょうか。
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